ミニコンポは一体型なものが多いですが、レコードを聴こうとするとアンプやスピーカーを別々に買う必要がありますよね。
とうぜん機器どうしの配線も自分でしないといけないので、
- 入力端子が多すぎてどこに何をさせばいいのかわからない……
- 線の種類がたくさんあるけど、どう使い分けるの?
- 「アース」ってどこにつなげばいいの?
と悩む方も多いと思います。
わたしは、何回も配線したので今ではササッとできるようになりました。
でも初めてオーディオ設備を組んだときは、レコードプレーヤーのアースをどこにつなげば良いのかわからず、固まりましたね(笑)
そこで今回の記事では、これからレコードを聴きたい方向けにオーディオまわりの接続の仕方をやさしく解説していきます。
この記事を読めば、アンプとスピーカーの接続は20分もあればできてしまいますよ!
アンプとスピーカー、プレーヤーの接続方法
オーディオまわりの接続は、大きくわけて3つあります。
- アンプとプレーヤー(入力)
- アンプとスピーカー(出力)
- 電源(最後につなぐ)
アンプが中央にあって、そのまわりに色々機器をつないでいくイメージですね。

それぞれくわしく解説していきます!
アンプとプレーヤーの接続方法
レコードプレーヤーやCDプレーヤーからの信号はめちゃくちゃ弱いので、アンプで増幅してスピーカーに伝えないと聴けません。
このような「RCAケーブル」を使って接続するのがメジャーです。

CDプレーヤーとアンプに端子があるなら、光ケーブルを使うと少し音質がよくなりますよ。
そして、アンプ側の端子がこちら。

機種によって数はちがいますが、かなりたくさんあるのが特徴です。

どこに何をさせばいいのかさっぱりわからない……

この表どおりにすれば大丈夫です!
CD | CDプレーヤー |
PHONE | レコードプレーヤー |
AUX | その他(PCとか) |
TUNER | ラジオチューナー |
DAT | デジタル・オーディオ・テープ |
TAPE | カセットテープ |
テープやDATはほぼ使わないので、今のアンプはもう少しシンプルに
- CD
- レコード
- AUX
しかついていないものが多いですね。
そして、一つだけ雰囲気が違う端子があります。

そう、「GND」と書かれた無骨な雰囲気をかもし出しているこいつです。

GNDって何?

「Ground(グランド)」の略で、レコードプレーヤーのGND線をつなぎます
レコードプレーヤーのRCAケーブルといっしょに1つだけ出ている、細くて黒いものがGND線ですね。

これをつないでないと、レコードを聴くときにスピーカーから「ブ~~~ン」という音がしてしまいます。
忘れずに黒い被覆をむいて、アンプのGND端子に巻きつけておきましょう。

被覆はハサミやカッターナイフでもむけますが、慣れないと中身まで切ってしまうことが多いので、ワイヤーストリッパーを使うと確実にむけますよ!
アンプとスピーカーの接続方法
アンプとスピーカーの接続には、このような端子が何もついていないケーブルを使います。

クソ高いケーブルもありますが、わたし的にはたいして違わないと思っているのでおすすめはしません。
買うメリットは自己満足できることくらいですね(笑)
まず、このケーブルをスピーカーの端子に取りつけます。

取り付け方はモノによるので一概にはいえませんが、このスピーカーは下のレバーを押してケーブルをはさむ方式です。
ほかには、端子についているキャップのようなものを回してケーブルをはさむ方式もメジャーですね。
次にスピーカー側の端子に、先ほどのケーブルの反対側を接続します。

こちらも接続方法はいろいろあるので、取説を見てみると方法がくわしく書いてあります。
プラスマイナスを間違えると違和感のある音になってしまうので、電源を入れる前に何回か確認しておくといいですね。
だいたいケーブルの片方にだけ文字が書いてあるので、「文字が書いてあるほうがプラス」と決めると間違えにくいです。
電源を接続
最後に電源をつなぎます。
といってもプラグをコンセントにさすだけなんですが……
ただ、電源のケーブルとRCAケーブル(赤と白のやつ)はあまり近づけないほうがノイズが少なくなります。

電源ケーブルの近くにあるだけでノイズが入るの?

そうですね
電源ケーブルはたくさん電気が流れているので、ノイズのもとになる電磁波をたくさん発生させています。
だから、近くにRCAケーブルがあるとノイズが入ってしまうんですね。
アンプとスピーカーの接続方法まとめ
今回は、アンプとスピーカーの接続方法を解説しました。
アンプは大きな電力を使うので、正しくセッティングしないと本来の良さが出ない上、最悪故障したり発火したりすることもあります。
いい音で聴き続けるためにも、初めのセッティングはきちんとしておきたいですね。