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音質アップ!レコードの針圧調整をする手順をわかりやすく解説

レコードの針圧調整の手順を解説 レコードの基本

レコードで音楽を聴く。

なんだかおしゃれな雰囲気であこがれますよね。

でも、少し高級なレコードプレーヤーを買うと目にするのが

「針圧」

という言葉。

サナ
サナ

針圧?難しそうでよくわからない……

と敷居の高さを感じている方もおられるのではないでしょうか。

しかし、

針圧はいい音でレコードを楽しむために超重要です。

がーと
がーと

針圧をなめたらアカンで~!!

今回の記事では、レコード大好きなわたし「がーと」が、針圧の調整方法を初心者向けにわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、いい音でレコードを聞くために必要な針圧の知識がすべてわかりますよ。

結論から言うと、針圧というのは文字通りレコードの針にかかっている重さのことです。

レコードの針圧とは?調整しないとどうなるのか

レコードの「針圧」というのは、文字通りレコードの針にかかる重さのこと。

こちらは、針圧を0にして針がういている状態ですね。

針がういた状態

針圧が重すぎたり軽すぎたりすると、

  • レコードの針飛びが発生する
  • きちんと音が再生されない
  • レコードが傷つく
  • レコードの摩耗が早くなる

ということが起こってしまいます。

だから、針圧をちょうどいいくらいに調整することが大切なんです。

がーと
がーと

針圧調整はとても大切だよ!

レコードの針圧を調整する手順

サナ
サナ

針圧調整が大切だってことはわかったけど、どうやって調整したらいいの?

がーと
がーと

全体の流れはこんな感じです。

  1. 「ゼロバランス調整」をする
  2. 「針圧のダイヤル」を0にリセット
  3. 「バランスウェイト」を回し、針圧をセット
  4. 「アンチスケーティングダイヤル」(あれば)を調整

「ゼロバランスって何?」

という方もご安心ください。これでもかというほどていねいに説明していますので。

ここでは、レコードプレーヤー「Victor QL-A70」を例にして解説します。

レコードプレーヤーの機種によって多少外観は違いますが、基本的な操作方法は同じです。

それでは詳しく見ていきましょう。

1、ゼロバランス調整をする

ゼロバランス調整というのは、トーンアーム(赤で囲った部分)を水平にする作業です。

つまり、針圧を0にする、ということです。

トーンアーム

バランスウェイト(うしろの方についている重り)をつまんでくるくる回し、トーンアームが水平になるようにします。

このとき、針は落として(下げて)、「アンチスケーティングダイヤル」(写真右下のダイヤル。あれば)も0にしておきましょう。

バランスウェイト

トーンアームが水平になると、このように針がういた状態になります。

このようになれば成功です。

針がういた状態

2、針圧のダイヤルを0にリセット

今の状態では、針圧のダイヤルはでたらめな数字になっていると思います。

次は、針圧のダイヤルを0にリセットします。

針圧ダイヤル

このとき、先ほど回したバランスウェイトではなく写真のように手前のダイヤルを回してください。

バランスウェイトより軽くまわるはずです。

3、「バランスウェイト」を回し、針圧をセット

「ゼロバランス調整」をしたときに回した「バランスウェイト」を回し、手前のめもりを見ながらちょうどいい針圧にします。

バランスウェイト

ちょうどいい針圧の範囲は針によってちがうので、針のパッケージなどを見てみてください。

針圧はこんな感じに書いてあります。

「推奨される鍼圧の範囲:1.5g-2.5g」

どうしてもわからない場合は、「2」にしておけば無難

針圧を設定すると、このように針がターンテーブルにくっつきます。

ターンテーブルにくっつく針

4、もしあれば「アンチスケーティングダイヤル」を調整

最初に0にした「アンチスケーティングダイヤル」を調整します。

アンチスケーティングダイヤル

といっても、針圧ダイヤルと同じ数値にセットするだけですので、カンタンです。

ここでは、「2」にセットしました。

がーと
がーと

これで、針圧調整はカンペキです!!

針圧調整すると音質がめちゃくちゃ良くなる:まとめ

まとめ

今回は、レコードの針圧調整を初心者の方にもわかりやすくまとめてみました。

あんがい簡単だったのではないでしょうか。1回マスターすると次からスムーズにできるとようになるので、さらに簡単になりますよ。

スムーズにできれば、レコードによって針圧を変えてみる、なんていう楽しみ方もできます。

ちなみに、わたしも最初は針圧調整なんてまったく知りませんでした。

だからこそ、針圧調整をすると音質がぜんぜん違うということを実感しています。

針圧調整をするのとしないのでは雲泥の差なので、正しく針圧調整をしてレコードをめいいっぱい楽しみましょう♪

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